栢本てのさんに衝撃を受けた話 vol.2

栢本ての さん
栢本ての さん

感情的に思うままに書いたvol.1から一転。
今回はちゃんと真面目な話を書こうと思います。

栢本さんの “声” について

彼女は、空気を多めに含んだ優しい声を出す。

この類の声を出す人は結構いらっしゃる。最近でいうと、Aimerさん、yamaさん、Myukさん、asmiさんといったところだろうか。(アルファベットばかりになった…)
もっといると思う。たぶん。

空気を含んだ発音ができる、って天性のものだと思っていて、
こればっかりは練習してもできるものではない。

ただ、こういう質の声はなかなか通りにくいことも多く、
曲を選ぶことも多いと個人的には考えている。
(yamaさんはゴリゴリのロックを歌っているので例外だが…『くびったけ』なんかはすごすぎる…)
↓参考

で、栢本さんの話に戻るのだが、、、

彼女の声の特徴は、ものすごく通ることだと思う。

通るというか、どこまでも届いていく。
減衰せずにスッと抜けていくイメージ。
ガリバートンネルを小さいほうから抜けていくイメージ。

↑これの逆パターン

たぶん、栢本さんも本気出せばロックを歌えるタイプの方だと思う。(勝手な想像…)

そして、わりとフリップボイスに近い声を持っていらっしゃる。
地声と裏声の境目を無意識のうちに避けて曲を作っていると思われ、それがより声の良さを引き立てている。

以前、湊戸ももさんの いのちのゆくえ をカバーされていた際に、ちょうどその地声と裏声の間にビタッとはまっていた音があって…という話はいいか。

※フリップボイスとは
ここでは、地声と裏声の境界がはっきりしている声、という意味で使用しています

機材選びに見える、”声”を届ける工夫

栢本さんはどうもライブの際にマイクを持ち込んでいるらしい。
(たぶんギターのシールドケーブルも持ち込んでいる。L字型のやつ)

見た感じ、たぶんSennheiserのe935じゃないかと思う。
間違っていたらすみません。
(ただ、閃光ライオット三次審査のときはゴッパーだった…)

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このマイク、私もスタジオで何度か使ったことがあるが、
抜けがすごい。ほんとに。

SM58と双璧をなしているe935だが、その性格はまるで違っている。
私のイメージだと、
SM58→受けた音を震わせ増幅して出力する
e935→受けた音をそのまま大きくして出力する
みたいな感じ。

ゴッパーのセッティングでe935を引っ付けると大変なことになる。
(特にHighはちゃんと調整したほうがいい)
※あくまで個人の感想です。。。

違う違う、ここでしたかった話は
栢本さんがこだわっているであろう”声”を届ける工夫の話。

前述した通り、彼女の声は抜けがよく、
どこまでも届くのではないか、と感じている。
自分の声をそのまま届けたい、そんな思いからマイクにもこだわっているのではないかと思う。

そして、あのマイクがほんとにe935だったら
彼女の声にはぴったりだと思う。
(座って歌われるので、e945でも合いそうな気はするが…)

結構関係ない話ばかりつらつらと書いてきた。すみません。
次回作はもっと真面目に書きます。たぶん

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