vol.02まで自分の昔話ばっかり書いていたので、今回はもう少しBUMPの魅力の部分に迫ることができれば…と思っている。
(けれども、タイトルは僕とBUMP OF CHICKENか…)
というわけで、個人的に心惹かれた曲を挙げていこうと思う。
私見だが、”心惹かれる”と”魅力を感じる”は微妙に違うと思っている。
“魅力を感じる”曲はもっとたくさんあるので、次回以降のコンテンツで紹介できればと考えている。
筆者が心惹かれた、BUMP OF CHICKENの楽曲
『ロストマン』
個人的に、BUMP史上最高の曲だと思う。
一生に一度は生で聴きたい… (未だ遭遇したことなく)
この曲は、歌詞を書くのに9ヶ月かかったことがよく知られている。
というのも、とりあえずオケだけ入れて後から歌詞を入れる、みたいな作り方をしていたという説がある。
最初に仮で歌詞を「ららら」なんかで入れてしまうと、それ以上の言葉が見つからなくなって、とんでもない時間がかかる、みたいな仕組みらしい。
ただ、その9ヶ月悩んで書かれた歌詞は、5分の曲ではもったいないほどに輝いている。
多少バイアスがかかっているとは思うが、神がかっている、とでも表現しようか。言葉を失うほどの魅力がこの5分には詰まっている。
んー、ちょっとこれ以上は書けない。
『ギルド』
BUMPには、言葉の表現が素敵な曲、というのがいくつも存在している。
自分の思う素敵表現はまた次回にでもまとめようと思うが、その中でも『ギルド』は異彩の輝きを放っていると言えよう。
そもそも「ギルド」とは何なのか、というと、中世ヨーロッパで形成された商人組合のことである。大学レベルくらいの西洋史で名前が出てくるイメージ。
有力商人が都市の自治を獲得するべく活動していったという感じ。歴史を説明しだすと明日の晩くらいまでかかってしまうので、このへんで控えておこう。
姿かたちは違うものの、労働者の集まりの一種、と理解していただければわかりやすいと思う。
で、曲の話に戻るが…
出だしの「人間という仕事」という表現。ここから早速心を持っていかれる。
生きていることを仕事に例えて表現している。
でも、「相応しいだけの給料 貰った気は少しもしない」なのである。
生きていくことを仕事になぞらえ、生きていく上でうまくいかないこと、苦しむことを拾い上げ、「いずれにせよその瞳は開けるべきなんだよ」と語りかける。
Be Thereな* BUMPの代表格であろう。
曲を聞かずとも、歌詞を読むのみでも、おおーっ、となる。そんな1曲である。
Apple Musicなんかではライブ音源が聴けるので、もしよければ触れてみていただきたい。Sonicストラトのカッティングがまたいい味を出している。
*Be Thereな、という表現については、以前書いた栢本さんの記事を参照いただければ…
『ファイター』
BUMP史上もっともかっこいいんじゃないか、と思う曲。
いや、ほんとに。
『3月のライオン』なるアニメの曲としても知られている。そちらとのコラボMVもまたとんでもない作品になっているので、合わせてチェックいただきたい。
この曲だが、なぜ心惹かれたのか、と言われると非常に説明が難しい。とにかく聴いていて、こう、心が震え上がるというか、うおーーってなるというか。
2番入るところのバスドラ入ってくるところなんか鳥肌もの。BPMめちゃ速いこともあり、よくわからないままでもどんどん曲に惹きつけられていく。
この曲もまたライブが超絶かっこいい。
こちらもApple Musicで聴けるのでぜひ。
絞り出したような藤原氏の声が印象的。
最後に
僕とBUMPシリーズはいったん区切りを迎えたと思ってます。
今後はもう少し客観的にみたBUMPの魅力を書いていければ。
今後ともお付き合いいただけますと幸いです。