vol.2では結構余計な話ばっかりしてしまいました。
今回こそ、真面目に!!
栢本さんが作る世界
彼女の音楽が作り出す世界は、なんとも不思議なものである。
不思議なのだが、ものすごいオーラをまとっている。
こう、なんというか、言語化するのはすごく難しいのだが、
不変的にそこにある音楽、とでも表されるものか。
世の中、場面を選ぶ音楽が結構あると思っていて
例えばラブソングなんかは典型かと。
恋愛というシーンに対して曲があって、
苦しみのたうちまわっているときにその曲があるかというと、やや疑問符が残ると思う。
その点、栢本さんの音楽はずっとそこにある。
(BUMPファン的にいえば、”Be There” である)
ピンチで助けてくれるとか、元気をもらえるとか、そういうわけではない。
楽しいときも、苦しいときも、ずっとそこにいる。
いつも変わらず横で鳴っている音楽だと思う。
不変であることの価値
自分はこの類の音楽が大好きで、
BUMPなんかはまさにその代表例だ。
言葉だけみると、そこにあるだけ、
みたいに思えるかもしれないが、
当たり前に音楽がある、ということの価値は計り知れない。
楽しいときも、苦しいときも、うまくいくときもいかないときも、病めるときも健やかなるときも、ずーっとそこにいてくれるのだ。
いい日本語が見つからないが、
帰る場所がある、とでも言うと伝わりやすいかもしれない。
以前、藤原基央さんがライブのMCでこんなことをおっしゃっていた。
※結構前で記憶がかすかなため、超意訳です
「君たちがうまく行かないとき、しんどいとき、
そんなときでも、僕たちは君の横で音を鳴らしています。
だから、僕たちの音楽に耳を貸してください。弱ったときは僕たちの音楽を聴きにきてください。
君たちに届くような音楽を持って待っています。」
生まれてきた音、生まれてきた言葉を、それらが望む形で鳴らし、
我々に届けてくださる栢本さん。
これからもコッソリ応援しようと思います。