栢本てのさんに衝撃を受けた話 vol.3

栢本ての さん
栢本ての さん

vol.2では結構余計な話ばっかりしてしまいました。
今回こそ、真面目に!!

栢本さんが作る世界

彼女の音楽が作り出す世界は、なんとも不思議なものである。
不思議なのだが、ものすごいオーラをまとっている。

こう、なんというか、言語化するのはすごく難しいのだが、
不変的にそこにある音楽、とでも表されるものか。

世の中、場面を選ぶ音楽が結構あると思っていて
例えばラブソングなんかは典型かと。
恋愛というシーンに対して曲があって、
苦しみのたうちまわっているときにその曲があるかというと、やや疑問符が残ると思う。

その点、栢本さんの音楽はずっとそこにある。
(BUMPファン的にいえば、”Be There” である)

ピンチで助けてくれるとか、元気をもらえるとか、そういうわけではない。
楽しいときも、苦しいときも、ずっとそこにいる。
いつも変わらず横で鳴っている音楽だと思う。

不変であることの価値

自分はこの類の音楽が大好きで、
BUMPなんかはまさにその代表例だ。

言葉だけみると、そこにあるだけ、
みたいに思えるかもしれないが、
当たり前に音楽がある、ということの価値は計り知れない。

楽しいときも、苦しいときも、うまくいくときもいかないときも、病めるときも健やかなるときも、ずーっとそこにいてくれるのだ。
いい日本語が見つからないが、
帰る場所がある、とでも言うと伝わりやすいかもしれない。

以前、藤原基央さんがライブのMCでこんなことをおっしゃっていた。
※結構前で記憶がかすかなため、超意訳です

「君たちがうまく行かないとき、しんどいとき、
そんなときでも、僕たちは君の横で音を鳴らしています。
だから、僕たちの音楽に耳を貸してください。弱ったときは僕たちの音楽を聴きにきてください。
君たちに届くような音楽を持って待っています。」

生まれてきた音、生まれてきた言葉を、それらが望む形で鳴らし、
我々に届けてくださる栢本さん。
これからもコッソリ応援しようと思います。

タイトルとURLをコピーしました